社長ブログ -雑多な日々-

安心感

[社長ブログ] 2011年03月19日

雑多な日々


今日は土曜日。


みなさん、いかがお過ごしでしたか?




わたしは、昨日ブログにUPしたように


ガソリンスタンドに行きました。


法人会員は優先的に入れられると聞きましたが、


結局4時間待ち。


世の中、甘くありませんね。




被災以来、「待つ」「並ぶ」が


まさに日課になりましたね。


おかげで、待っている間、社員達とも


いいコミュニケーションがとれています。




会社の営業車は全て満タンにできました。


先ほど、ガスの復旧は1か月以上かかると


ニュースでやっていましたが、


その他のライフラインやインフラ、食糧などは


徐々に回復してきているようです。


いましばらくの辛抱です。




さて、こちらの写真。


今回の被災現場で一番活躍しているモノ。


そうです、水平器です。


これを壁にあてたり窓枠に置くだけで


建物の傾きが一目瞭然。


お客様も納得です。




「地盤改良」という工事が一般住宅に定着してから、


まだそれほどの年月が経っていません。


古い家(以前の耐震基準での住宅)は、


その地域の地盤に大きく左右されます。


今日は旭ヶ丘。


あまり地盤がよろしくないうようですね。


損壊した家も多く、道路も結構亀裂が入っていました。




場所によっては、築40年は経っていそうな住宅が


この大地震でも平然としている地域もあります。


たとえば、三百人町とか○○人町といわれるところ。


さすが、平坦な、江戸時代からの宅地です。




傾斜地に盛土(もりど)をした宅地は、


地盤がどうしても弱く、というか緩くなります。


地盤が弱いと、家が傾きます。


建築をするときは、基礎の下から支持層まで


しっかりコンクリートなどの杭を施工することが大切です。




今回の地震で何十件もの倒壊した住宅を見て、


建築や生活に関してつくづく感じること。




1.地盤の差は大きい。


2.それを補う意味で基礎、そして基礎下の杭が大事。


3.建物はできるだけ軽くすること。特に屋根。


4.吹き抜け部や階段は、空間が大きい分ゆがみやすい。


5.普段からの整理整頓が大切。


  タンスやキャビネットの山積みは危ない。




ライズシティでは地震発生直前に


ちょうど2軒の耐震改修工事を施工していました。


2軒とも、もちろん全然大丈夫でした。


それらは、このような話をするうえで


大きな自信と裏付けになっています。




今日はお客様が、わたしたちと話をしているうちに、


「もし建てるならこんな家がいいわ」


と夢が膨らんだようです。


もし、実現できなかったとしても、


一瞬でも楽しい気持ち、前向きな気持ちにになってもらえれば


それはそれでお伺いした意味があるな、と思います。




復旧へ向けて一歩づつ。


頑張りましょう。