社長ブログ -雑多な日々-
会社のすぐ近くにある市立病院です。
この地震で高架水槽が傾いてしまいましたが、
もう復旧作業にはいったようです。
早いですね。
ある人の紹介で、大阪の解体工事業者を名乗る方から
電話が入りました。
どうやらこちらで一仕事したいようです。
「こちらでは地震保険の査定などがあるので、
着工するのはもう少し先になりますよ」
と話したら、
「遅いですね、神戸の時は一週間でどんどん着工してましたよ」
と言ってました。
ちょっと、違うな、と思いました。
「とりあえず会社案内を郵送して下さい」
と言ったら、
「個人でやっているのでそういうものはない」
とのこと。
残念ながら、ウチでは個人には頼みません。
東京の都知事も大阪の府議会議長も大新聞社の会長さんも、
東北の災害にはあまり興味がないようです。
自分たちに影響がある放射能問題以外は。
いつも思うけど、こういうときは余計に感じます。
関東、関西の多くの人から、東北って見下されてるね。
そうでない人も、わたしは友人としてたくさんいますけど。
でも、神戸のときより、「自分は全然関係ない」っていうスタンスの人、
テレビ、新聞、ネットなどで、かなり多いような気がします。 でもね、あと数ヶ月すると、状況は変わりますよ~。
日本中の人、金、物が仙台に集中しますよ。
だって、政府や日銀がこれだけ莫大な災害対策をやっているんだから。
そのときに中央の人たちは、「ここが儲けどころ」と、
見下していた東北にどんどん「出稼ぎ」に来ますよ。
このままでは数年前のファンドバブルと同じになります。
終わったら、また仙台が空洞化してしまいます。
だからこそ、地元業者は中央の会社に踊らされないで
頑張らなければいけないと思います。
相手が大きい会社だからって、ヘコヘコついていくなよ、ってこと。
地元の企業が自信を持って「いい仕事」に徹して、この機会に仙台が、 「東北の文化、産業の拠点」としての役割を果たせる街に
生まれ変わらなければならないのではないでしょうか。
仙台だけでなく、東北、という目線が大切です。
東北全体の活力を底上げしたいですね。
苦しみ、悲しみを乗り越えて、
戦後最大の災害を、戦後最大のチャンスに変えましょう!!
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