社長ブログ -雑多な日々-
仙台地方、今朝の余震はけっこう揺れましたね。
なんか、何度も余震が来るので、
いつもフラフラしているカンジです。
早くおさまってくれるといいですね。
今日も何軒か、地震の被害のあったお宅に伺ってきましたが、
ひとつ感じることがあります。
それは、施工不良の多さ。
これだけの大地震ですから、屋根瓦が落ちる、建物の中が崩れるなど
様々な被害があるのは分かります。
でも、建築したときの手抜き工事、
あるいは技術が著しく未熟な業者がなんと多いのでしょう。
こちらの写真。
数年前に外壁を塗り直したそうです。
塗装が屋根や庇(ひさし)、あげくはサッシまではみ出ています。
「ありゃ、塗ってたらはみ出ちゃった~」
てな具合でしょうか。
こんな業者がやる仕事ですから、安全性や耐久性に
問題が出てくるのは、当然と言えば当然です。
もう、わたしの目から見ると、
ていうか、誰から見ても、「口をあんぐり」です。
こちらは今回の地震で内壁が落ちたケース。 数年前にリフォームした業者は 「耐震改修工事」をしたそうですが、 中を見ると、そんな形跡は全くありません。 通常このように角の部分に筋交(すじかい)が足りない場合は、 構造用合板(いわゆるコンパネ)で補強するなどが一般的です。 しかも、黄色い断熱材は上部にしか入っていません。 お客様は、「この部屋寒いの~」と言ってましたが、当然です。 外壁も隙間だらけで、壁の中から外が覗けます。
これは完全に手抜き工事。
というか詐欺に近い。
本当にお客様がかわいそうになります。
こんな業者がはびこらないためにも、
わたしたち地元の業者がしっかりと適正な金額で
お客様の住まいを直すこと。
こんな時期だからと言って、決して割高な工事費を
請求したりしないよう、業界全体で監視する必要があります。
今回の大地震で、全国から業者が集まってくると思いますし、
いろいろなところから紹介されると思いますが、
みなさん、本当に気をつけて頂きたいですね。
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