社長ブログ -雑多な日々-
現場が近くだったので、仙台新港付近に立ち寄りました。
至る所に津波の爪痕が残されていますが、
もう、港までの全ての道路が開通になっていました。
関係者の皆さんのご尽力に頭が下がります。
一刻も早い復旧を願っています。
毎日たくさんの工事の依頼を頂きますが、
日を追うごとに依頼の仕方が変わってきました。
最初の頃は、緊急を要する工事。
一週間くらいするとリフォームも兼ねての修繕。
そして二週間くらい立つと、合い見積り、
つまり安ければ発注しますよ、という依頼も出てきました。
昨日も厳しい値引きを要求されました。
お断りしましたけどね。
災害復旧は、もう人助けのつもりでやってますので、
緊急の工事はほとんど無料でやってます。
でも、下請けの職人さんには、当然支払っています。
お客様から「ぜひお支払いしたい」と言われれば
最低限の手間賃だけお願いする、というスタンスです。
助けてほしい人が、安ければ頼む、と言いますか?
言いませんよね。
そのへんを勘違いしている人が多いですね。
「頼むかどうか分からないが見てくれないか」という方には
基本的にお断りすることになります。
「なんとか、お願いできませんか」
と言われれば、もう万障繰り合わせて頑張ります。
いずれにしても、現場に行く手間ヒマは惜しみません。
いつでも、come come everybody です。 ( カム カム エブリバディ― )
安心できる施工かどうかをチェックして、その上で
安いところに頼みたい方は、設計士と委任契約を
事前に結ぶことをお勧めします。
その際は設計・管理費として工事費の5~7%が相場かと思います。
その部分をタダでやらせようとするのは、ちょっと虫が良すぎます。
誰でも建築の常識は分からないかも知れません。
でも、人としての良識でご判断いただきたいものです。
わたしはね、
池に一億円投げ込まれて、
「拾ってこい。そうしたらやる」
と言われても、絶対に拾いに行かない人なんです。
「一万円しかないんだけど、なんとかやってくれませんか」
と言われれば、何が何でも全力でやります。
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