社長ブログ -雑多な日々-
宮城野区の「岡田」というところに行ってきました。
今回テレビなどで被害が大きいと報道されていた
仙台荒浜地区のすぐそばです。
荒浜ほどではないのかもしれませんが、
地区内は自衛隊の車両が往来していました。
すさまじい津波の破壊力です。
それでも、地域の皆さんが「なんとかまたここに住みたい」と
ゴミの片付けなど、懸命に復旧作業をしていました。
ご依頼の内容も、浸水してしまったお宅が、
直して住むことができるか、という相談です。
ライズシティで取引をしている会社の社員さんです。
「向かいに住んでいた方は流されてしまった」
とお話していました。
お宅を一通り見ると、確かに浸水したのは1階だけですが、
床下にたまった泥は次第に腐敗して臭いやシロアリの原因になります。
建物自体も調査するとあちこちで傾きも見られます。
そしてやはり建築した時に、地盤の補強をしていない。
この地域は海に近いので、調査するまでもなくチョー軟弱地盤。
それらを踏まえると、
直して住むのは、ちょっと難しいんじゃないでしょうか、 とアドバイスしました。
ご覧の通りホントに立派な家だし、中の建築材料も立派。
取り壊すのはすごくもったいない。
欄間(らんま)や框(かまち)、神棚などは十分使えます。
使えるものは活かして建築しましょう、と提案したら、
とても喜んで頂きました。
実現できるかどうかは、これから先の話ですが、
ちょっとでも希望を持ってもらえたみたいで、わたしもうれしいです。
改めて、ホントに住むところを失ってしまった人、
特に南三陸や気仙沼の方では、戸籍さえもなくなって
生活もままならない人がたくさんいるんでしょうね。
ライズシティでも、なんとか業務がもとに戻りつつあるので、
宮城県の被災者の生活支援窓口に
会社として義援金を送ることにしました。
そして、義援金を送りたいけどどうしようかな、
と思っている人も多いと思いましたので、
サンライズクラブでとりまとめのための銀行口座を開設します。
メンバーの皆さんには来週お知らせします。
物資の支援などもやっていこうと思います。
一生に一回の日本の大ピンチです。
世のため、人のために行動を起こすときです。
一緒に被災者の応援をやりませんか?
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