社長ブログ -雑多な日々-
ライズシティは6月が決算です。
工事の売上は、その工事が完成した月に計上します。
お金を頂いた時ではありません。
6月に完成させるためには、遅くとも4月、5月に受注が必要です。
昨日は一日かけて決算の見通しを整理していました。
今月は「災害特需」と言ってもいいほど、受注が伸びています。
しかし、3月、4月に着工すれば決算に間に合う
新築工事が全て延期になりましたので、
今の時点では前年を割り込む見込みです。
そして工事会社は完成前に発注が前倒しになり、
一般管理費(会社維持経費ですね)もかかるので、
どうしても経費先行になります。
本来、決算の月に合わせて工事完成を見込みますが
ずれ込んでしまったため、今の時点では赤字状態です。
ここで、どう考えるか。
前年対比ダウン、そして赤字でも仕方ない、とするか。
この地震後の大混乱の状態でも、
決算に間に合う受注を目指すか。
ここが経営者としての分かれ目です。
わたしの判断基準は、「目的が私心かどうか」です。
一人のエゴのために社員を巻き込む訳には行きません。
今期は「盛和塾」に入塾して経営を見直しました。
経営理念、社是も明確にしました。
正しい目的、正しい利益を追求することを決意しました。
地震が来たからといってその決意を曲げる訳にはいきません。
昨日、会議で全員にと問いかけました。
「世の中は地震の影響で苦しんでいる会社が大多数だ。
ライズシティも地震だから仕方ないと思うか?
それとも地震だからこそ頑張りたいと思うか?」
全員の答えは、もちろん頑張りたい、でした。
みんな、気づけば
「こんなときこそ頼りになる社員」に成長してくれています。
ライズシティの使命は、どんなときも
地域の皆さま一人一人に喜ばれることです。
住まいを通じて生きる喜びを提供することです。
ハウスメーカーは「地震で家が壊れた」と連絡しても
地震後一ヶ月以上経っても見にも来ないそうです。
建築した会社が倒産してしまった、というケースも多々あります。
悲しいけど、それが現実です。
今こそ、ライズシティが頑張るときです。
建築も、土木も、不動産もやってきて本当に良かった。
ライズシティを創業した頃、ほとんどの人から
「業種を絞った方がいいよ」と
ありがたいアドバイスを頂きました。
しかし、わたしの目指すところは違う。
「住まいの全てを任せられる会社」ですから。
ライズシティにどんな仕事を頼みたいかは
お客様が決めることだと思っています。
金額の大小ではありません。
実は今、お客様に本当に必要にされて、充実感で一杯です。
ライズシティが大きな売上を上げていくことは
より多くのお客様を助けること、そして喜んでもらうことですから、
それこそ地域貢献だと思うのです。
世の中で本当に必要な建設、不動産会社だと思うのです。
規模はまだ小さいけど。
今までやってきたことは間違いでなかったという確信は
日に日に増しています。
これからはその「確信」を「結果」に変えていくことです。
必ず前年よりも伸ばし、7期連続での黒字を目指します。
経営理念の、
お客様に住まいを通じて生きる喜びを提供し
社員が物心両面の豊かさを実現し
思いやりのある社会づくりに貢献する
を、実現するために。
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