社長ブログ -雑多な日々-
南三陸町
昨日、東京から入村さんがおいでになりました。
被災地を見る、という目的でしたので、
足を延ばして南三陸町へ案内しました。
わたしも、地震以来初めて訪れました。
仙台から自動車道で約2時間。
高台にある志津川中学校から町を見渡しました。
テレビなどでよく報道されている光景です。
でも、実際に自分で行ってみると印象は全然違います。
その壮絶さ、悲惨さは、一瞬言葉を失います。
テレビで話題になった役場や 放送局がある合同庁舎も、 津波がきた状態のまま残されています。 海から1km以上離れた場所で、 5階建ての建物をすっぽり包む高さの津波。 予想しろ、といっても無理でしょうね。 もうひとつ驚いたのは、復旧活動。 瓦礫(がれき)の片付けは、
ある程度までの状態で止まっています。
動いている重機も、ほんの数台。
「これ以上やっても、将来ここに住めるかどうか
分からないから、やってもしょうがない」
と中断しているように見えました。
町全体が生気を失っています。
ゴーストタウンといってもいいくらいです。
仙台はある程度復興が進んでいますので、
ついつい沿岸部のことが見えなくなってしまいます。
住民の皆さまは、今も大変なご苦労をされているでしょう。
皆さまの一刻も早い安住とご健康をお祈りします。
|