社長ブログ -雑多な日々-

No more tsunami

[社長ブログ] 2011年08月08日

雑多な日々



もうすぐお盆。


震災から5ヶ月になろうとしています。


こちらのお宅は、ようやく先週から修繕工事にとりかかりました。




「え、まだやってない人いるの?」


と思われるかもしれません。


当初はお知り合いに紹介された大工さんに頼んでいたそうですが、


その大工さんが、何ヶ月も待たせた挙句、


忙しくてできない、と断ってきたそうです。




実際、東北はそのぐらいパニくっています。


個人でやっている大工がパンクするのは無理もありません。




その間、お客様は、家族3人で2階で生活していました。




「社長さんの会社ではこんな小さい仕事やらないと思いますけど、


なんとかお願いできませんか!」


と、以前のご縁を頼ってお電話頂きました。




そんな、そんな。


こういう仕事こそお任せ下さい!


ご注文を頂いてから2週間で職人と建築材料を段取りしました。




雑多な日々



ご自宅は多賀城の自衛隊駐屯地の向かいです。


1階の床から1,5mのところまで津波で浸水しました。


その部分までの石膏ボードをはがし、中のグラスウールを全て交換します。


雑多な日々



床下の泥は全て書き出して、石灰を敷き詰めます。


これでいやな臭いは全くしなくなりました。


床下地の根太(ねだ)も全て交換します。



雑多な日々



まだ泥をかき出していないところはこんなカンジです。


固まっていますが、独特の臭いが残ります。


職人さんが丁寧に床の解体と泥を撤去します。



雑多な日々


雑多な日々

解体した廃材はきちんと片づけられています。


床下の断熱材のスタイロホームなど


これから使用する建材も整然と並べられています。




今日は風呂場と洗面所の床を解体しています。


そこはお客様が毎日使いますから、すぐに通れるように、


一日で解体、清掃、復旧まで完了させました。


住みながらのリフォームは、こんな心配りが大切です。


お客様はわたしの顔を見るなり、何度も何度もお礼を言って下さいました。




こういう現場は、仕事冥利につきますねぇ。


もう少しで快適な生活に戻れますから


待っていて下さいね!!!




どうかどうか、もう津波が来ませんように。