社長ブログ -雑多な日々-
ライズシティ第7期の決算が確定しました。
今日から銀行を回る予定です。
もう、毎年恒例の行動です。
持っていくのは決算書、工事概況調(これからの予定ですね)、
そして今取り組んでいる新築プランです。
こうして、「ライズシティが一年間どんな経営だったか、
これから何をしようとしているのか」を明確にしておきます。
今期は売上は微増でしたが、経費節約に努めましたので
経常利益はなんとか2%確保できました。
自己資本比率は18%弱です。
借り入れはほとんどありません。
建設業で無借金経営を保っているのは、他社では考えられないことです。
それにもまして大きいのは、前期売上の50%近くにあたる金額が、
翌期に繰り越したことです。
これは震災による遅れが原因です。
本来ならば、前年対比で30%以上の増加にはなっていました。
ですから、現在は銀行に頼らなくても、全く安泰です。
それでも銀行を回るのは、困ったときや必要になったときのためです。
何と言っても大切なことは、正直な経営です。
経営者でない方は、そんなの当然だと思うかも知れません。
しかし、実際には、かなりの会社が真実でない
「銀行向け」の決算書をつくっています。
つまり、決算書が2つあるわけですね。
なぜか分かりますか?
なぜかというと・・・
借金の支払いというのは経費で落ちません。
したがって、利益が出ていなくても出ているように見せなければ、
銀行が不安に思い、債務の早期返済を求めてくる可能性があるからです。
更に、今度は「税務署向け」の決算書をつくっているところもあります。
これは逆に利益を少なく見せて税金を支払わないようにするためです。
ですから、会社の中に3つの決算書が存在するわけです。
これは通常役員レベルしか知りません。
社員には倒産したときにしか知らされません。
でも、わたしが様々な経験や想いを重ねてきて、
行きついた結論はただ一つ。
正直に経営をすること。
一円たりともごまかさない。
それが会社の風土につながる。
だからわたしは、誰に対しても決算書はオープンです。
そうすると逆に社員は疑ったりもしません(笑)。
むしろもっと興味を持たせるためにはどうやったらいいか思案中です。
銀行も、ここまで正直な会社は見たことがない、と言ってくれます。
困ったときだけお金を借りに行っても、誰も助けてくれません。
普段からの信用の積み重ねが大切ですね。
でも今期は、大きな借入れを起こしますよ。
自社ビルとモデルハウス、やります!!
乞うご期待、です。
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