社長ブログ -雑多な日々-

目標を持つということ ①

[社長ブログ] 2011年10月30日



若い頃(今も気持ちは若いが)、


SMIという成功哲学のプログラムのセールスをしていました。




20歳のときに会社の同僚から、


「聞くと成功するテープがある」


と紹介されたのがきっかけ。




え~~~~~!?




と思いましたよ、やっぱり。


誰でも思いますよね??


でも、もし本物なら後悔してもしきれません(笑)。


とりあえず、話だけは聞こうと出かけて行きました。


その頃から単純だったんですね。




さっそく、福島から来たというS社長から、


約2時間、たっぷりプレゼンテーションを受けました。


はっきり言ってピンときませんでしたが(苦笑)、


メガネの奥でキラリと光るS社長の余裕のある笑顔に、


本物かも、いや本物だったらやらなきゃ男がすたる、


と、約100万円のプログラムの購入を決めました。




そして、そのプログラムを売るセールスマンにならないか、


と言われ、仕事をすればもっと成功すると思って、これも即決。


それ以来、輝かしい成功の毎日へ踏み出しました・・・




というのは逆で、実は全く売れませんでした。




そりゃそうです。


自分が成功していない、ただの若造ですから、


偉そうに「成功します」なんて言っても、説得力がありません。


つきあいで100万円はとても出せないし。


友人、知人約300人くらいに話しましたが、誰も買いませんでした。


それ以来、約4年間は暗黒の日々でした。




当時は、アメリカからいろんなものが入ってきて、


あやしいものと勘違いされることもしばしば。


いつしか、友だちも離れていきました。




でも、あるとき、気がつきました。


自分は売ろう、売ろうとばかりして、自分自身が成功するために


このプログラムをしっかり勉強していない、と。


どうせなら、とことんやってみよう。


他人との比較ではなく、今日1日を、目標達成で追われるようにガンバロウ。


そう思って、ようやく「開き直る」ことができました。




始めたのは・・・



①禁煙。


 25歳でタバコをやめました。


 タバコを吸っている人間に成功を語る資格はない。




②会社に7時まで行って掃除。


 一人で事務所内全部。


 そしてビルの周りも。


 お湯を沸かして、神棚もきれいにして。


 そして、神様に一生懸命祈る。


 苦しいときの神頼みですね。




③ビルの屋上で大声で発声練習。


 SMIでは「アファーメーション」といいます。


 自己宣言、自己暗示。


 自分の声は、自分の潜在意識が聞いています。


 潜在意識は、現実と、嘘を見分けられません。


 インプットしたものを、そのままアウトプットします。


 というSMIの教えを、「イワシの頭も信心から」で信じて。




 「わたしは世界一のセールスマンだ!」


 「世界中の人たちが、わたしが来るのを待っている!」


 「わたしは人々の長所を伸ばす天才だ!」


 など、絶叫していました。




④ロールプレイング。


 お客様との商談の練習。


 一言一句全て完璧なプレゼンテーション。


 話を聞いたお客様が一発で契約するイメージ。



⑤顧客を徹底的にフォロー。


 毎週月曜日、夜8時からユーザーさんを呼んで


 勉強会を開きました。


 テープを聞いて、感想を話し合う。


 そして1週間の目標をそれぞれ掲げ、達成するよう励まし合う。


 というシンプルなもの。


 毎週7、8人参加してくれました。




⑥飛び込みセールス1日50件。


 話す相手がいないんだから、とにかく飛び込み。


 飛び込みは、何の紹介もない人に自分の全身全霊をぶつけ、


 その瞬間に最高のパフォーマンスが表現できなければアウトです。


 これは、後々、本当に役に立った。



・・・その他にも、いろいろやりました。



 

そんなことをやって半年くらいすると、ある変化が起きました。


ユーザーさんが、1週間の目標を達成するようになり、


わたしも、達成するようになったのです。


SMIプログラムが売れ始めたのです。