社長ブログ -雑多な日々-
仕事は「頼まれごと」です。
ですから、心がけとしては、いつ誰に頼まれても、
「ああ、いいですよ。喜んで!!」
と言える自分でありたいな、と思っています。
仕事ですから、当然対価が発生します。
しかし、それが「適正」で、「納得」して頂ける値段なら、
それはむしろ、相手のためになることです。
だから頼まれる側は、必要以上に
卑屈になる必要はないと考えています。
頼む方にもエチケットとマナーがあると思います。
わたしは常々社員に話していることがあります。
わたしは、池に3億円放り込まれて、
『ほれ、とってきたらやるぞ』
なんて言われても、絶対に拾いにいかない。
でも、1万円を握りしめて、
『なんとかこれでやっていただけないでしょうか』
と頼まれたら、全身全霊でなんとかする。
そういう生き方、そういう仕事をしたい
と。
えてして、きちんとお願いできる人との仕事は、
トラブルになりにくいものです。
お互いに相手を尊重することができていますから。
「自分は客だ。相見積りも法外な値引きも当然だ」
的なスタンスの人は、わたしとは合わないようです。
20代の頃、仕事でお医者様のお宅に伺ったときに、
自分のお茶だけ出して飲んでいた、ということがありました。
学校を出てすぐ「先生」と崇められると、
営業マンとの関係なんて軽視してしまうんだろうな、
と思いました。
だからこそ、社員、そして自分自身に対しても
いつも「礼」を重んじています。
まず、こちらがきちんと心をこめて接すること。
そして相手を思いやった話の進め方をすること。
それが、いいお客様との出会いのきっかけです。
そこに対して応えて下さる方は、
基本的に初めての取り引きでも
信じて問題ないと思っています。
それが、わたしの基本的なスタンスです。
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