社長ブログ -雑多な日々-

擁壁工事

[社長ブログ] 2012年02月27日

雑多な日々


写真は玉石の土留めです。


数十年前は一般的に用いられましたが、


40~50cmの玉石を積み上げ、モルタルで固めただけですから、


当然横揺れには弱く、今回の地震でも大きな被害を受けました。




今年に入り、仙台市では土留めの助成制度を始めました。


仙台市内の土留めをくまなく目視確認して、


崩壊の可能性がある土留めの再建築に対し


一定の助成を行う、というのもです。


仙台市内、実に約2,000軒が対象になります。




助成内容としては、100万円以上かかる工事に対して、


百万円を控除して90%を助成します。


簡単にいうと、工事費用が1,000万円かかるとすると、


(1,000-100)×0,9 = 810


1,000-810 = 190 で、


190万円の自己負担で済む、という制度です。


1,000万円の工事が190万円で済むわけですから、


不安に思っている人は、そりゃ、やりたくなりますね。




そんな訳でただ今、擁壁のご依頼が殺到しています。


擁壁というのは、土留めのしっかりしたヤツ、ですね。


主に現場打ちか、既成のコンクリートを設置します。


既成品は安価ですが、ベース(基礎底板)が高さと同じくらい必要なので、


建物との距離が近い場合は不向きです。


また、クレーンで吊り上げますから、住宅密集地では施工できません。




現場打ちは職人が手作業で行いますから、それだけ金額が上がります。


確かな技術と経験が必要です。


ライズシティでも、これまで何十件と現場打ちの擁壁工事を行ってきました。




しかし、施工できる職人が全く足りません。


さっきも仲間の業者に電話しましたが、もうパンパンみたいです。


こりゃ、擁壁を新設して新築するとなると、間違いなく来年になりますね。




工事のご依頼は、とてもありがたいです。


できるならすぐにでもやって安心な住まいで過ごして頂きたい。


ホント、待たせて申し訳ない、という気持ちでいっぱいです・・・。