社長ブログ -雑多な日々-

業(ごう)

[社長ブログ] 2013年03月17日


業。


インドでは古くから重要視されてきました。




善をなすものは善生をうけ、悪をなすものは悪生をうくべし。


浄行によって浄たるべく。


汚れたる行によって、汚れをうくべし。


善人は天国に至って妙楽をうくけれど、


悪人は奈落に至って諸の苦痛をうく。


死後、魂は秤にかけられ、それに応じて処罰される。




わたしは、起業するまで何人かの社長に仕えてきました。


その中には、ダーティーだった人がいたことも否めません。


父もまた、目先の損得に気を奪われ、失敗しました。




わたしもまた、何度も「負」のエネルギーに引き寄せられました。


それは、わたし自身もそういう要素を持ってたからかもしれません。




破滅しそうにもなりました。


でも、ギリギリのところで浮かりました。


それはまさに紙一重。


運としかいいようがありません。




人間は生まれによって尊いのでも賤しいのでもない。


その人の行為によって尊くも賤しくもなる。





今は、損得だけでの仕事は決してしないようにしています。


「縁」はたしかに大切。


でも、それは全ての人を受け入れるということではありません。


自分を利用しようとする人もたくさん近づいてきます。




先ほどの「尊い」か「賤しい」かで処罰されるならば、


わたし自身もあの世で処罰されることも、たくさんあるかもしれません。




でも今は、大切な人に、その「業」に気づいてもらいたい。


社員や仲間や、地域の人たちと、素晴らしい未来を共有したい。


そんなおもいです。