社長ブログ -雑多な日々-
皆さんは、日本の家の平均寿命をご存知ですか?
アメリカが44年、イギリスが75年に対して、
日本はわずか26年と言われています。
これにはさまざまな原因があると思います。
戦後、とにかく雨風をしのげれば、というような
一時しのぎ的な住宅も多かったでしょううし、
欧米のように、中古住宅の流通が活発でなかったことも
原因のひとつでしょう。
しかし、根本的には、やはり住宅の「質」が
深く影響していると思うのです。
というのは、日本の住宅の質が、欧米に比べて
低すぎるということではなく、他国に比べて日本は
「気候が過酷」だということです。
夏は蒸し暑く冬は氷点下になる「高温多湿」に加え、
雨季や台風、そして地震も圧倒的に多い。
これらに真正面に対峙してこそ、「一生安心して暮らせる家」
になるのです。
明日、10月19日(土)は、四郎丸分譲住宅の内覧会です。
この「らいずの家」にはたくさんのノウ・ハウがつまっています。
まずは安全性。
地震で倒壊する住宅のほとんどは、
「倒れる」のではなく、「屋根から潰れる」状態です。
瓦屋根は雨の音は聞こえないし、見た目も立派ですが、
なんといっても地震に強い家の基本は、
土台は強固に、壁や屋根はできるだけ軽くです。
らいずの家は、屋根はアルミニウムと鉄の合金の
ガルバニウム鋼板です。
瓦に比べて、圧倒的に軽い。
耐久性もスレートと比べてもなんら劣りません。
基礎はベタ基礎、そして地盤改良も完璧です。
地震の揺れも、最小限に抑えます。
耐震性は、建築基準法に適合する震性能に加え、
特殊粘弾性ゴムによる制振システム
TRCダンパーを採用しています。
現在の耐震基準は、文字通り地震に「耐える」という考え方。
一回の揺れだけに対しての構造計算が標準化されています。
しかし、地震は何度も何度も起こりますね。
「耐震」だけでは、徐々に地震に対する性能が落ちていくのです。
だからこそ、その都度、揺れを「吸収する」という
考え方が必要なのです。
それが制震です。
このTRCダンパーは、特殊なゴムを組み合わせることにより、
地震による振動を20~50%軽減します。
「免震」のように莫大な費用がかかることもなく
安全性を確保できます。
そして、通気と断熱。
日本の住宅の寿命が短い大きな原因が、「湿気」です。
床下がコンクリートになったため、通気が悪くなる。
これを解消するため、基礎と土台の間が全て通気ができる
基礎パッキン工法で施工しています。
一般的に使われる断熱材は、グラスウールといわれる
ガラス繊維でできた断熱材です。
安価なため、多くのハウスメーカーや工務店が使っています。
しかしグラスウールは一度湿気を吸収すると、
飽和状態になり、壁体内結露を引き起こす。
天然繊維の「セルロースファイバー」も注目されていますが、
当社での実験の結果、湿度の調整機能は
グラスウールとほとんど変わりがありませんでした。
らいずの家では、羊の毛を60%、ポリエステルを40%調合した
ライズウールを使っています。
この製法の過程がとても大切で、羊の毛だけでは、
効果は半減します。
繰り返しの試作の結果、夏は暑く冬は-20℃にもなる
長野県八ヶ岳の住宅でも結露は全く発生しませんでした。 効果は実証済みです。
ライズウールは部屋の湿度を調整する性能があるので、
いつも40~60%程度の快適な湿度に保ってくれます。
ハワイに行ったことのある人ならご存知の通り、
あんなに暑いのに、それほど暑く感じないのは
湿度が低いからですね。
人は「温度よりも湿度で快適さを感じる」のです。
快適ですから、当然光熱費も、下がります。
今までの半分以下になることは間違いないでしょう。
夏涼しく、冬あったかな家です。
更に!!
ライズウールは防音性能も非常に高いので、
周りの騒音も気になりません。
特に天井には二重に張り巡らせていますので、
雨の音も軽減されます。
実際、ヤマハのスピーカーの中には
このライズウールが標準装備されています。
断熱材としてだけでなく、防音材としての評価も、
多くの専門家が認めています。
それに加えて高性能の住宅サッシ。
壁体内に加えてガラス表面も、結露とは一切無縁です。
更に、間取り。
勝手口は玄関と反対側に。
これは避難経路を確保する意味があります。
南側の掃き出し窓は、緊急の際タンカで運びやすくするため。
収納は、家族4人が暮らすのには十分です。
子供が帰ってきたとき、
「ただいま!」
と家族と顔を合わせてから2階に上げるように
階段もリビング直結です。
そしてスタイリッシュさ。
そして住宅設備の使い勝手。
これはもう、ご覧になって感じて頂く他ありませんね。
住んでから納得できる家。
ライズシティが責任をもってお約束します。
ぜひ明日内覧会 へお越し下さい。
わたしもいます(笑)。
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